いつかは劣化してしまうプリザーブドフラワー。その処分の方法とは!?
プレゼントで貰ったプリザーブドフラワー商品や自作の作品、残念ですが、いつかは捨てるタイミングが発生します。
プリザーブドフラワーを「捨てる」というと心が痛みますので、「解体して分別する」と言い換えさせてもらいます。
プリザーブドフラワー商品(作品)を解体する
まずは、プリザーブドフラワーを解体してごみの分別が出来るようにしましょう。
花びらまで解体すると大変です。その必要はないので、下記のように分別してみましょう。
プリザーブドフラワーを解体した時、主に発生するもの
- お花(プリザーブドフラワー(アートフラワーも含む))
- ワイヤー(主に茎の部分、他の材料との接着に使用していることが多いです)
- 各種ピック(果実や木の実のものなど種類)のワイヤー(棒)部分
- 各種ピック(果実や木の実のものなど種類)の先端(丸い実など)部分
- 花器もしくはケース
- リボンや包装紙
- オアシス(お花や材料を挿すスポンジのようなもの)
- フローラルテープ(主に花束やワイヤーの固定に使用しています)
具体的なごみの分別について
ごみの分別については、全国共通というわけではありません。各市町村自治体によって分別のルールが違うため、ここでは大きく燃えるごみ、燃えないごみ、その他の3種類に分けてみました。
燃えるゴミ
- お花(プリザーブドフラワー(アートフラワーも含む))
- 各種ピック(果実や木の実のものなど種類)の先端(丸い実など)部分
- リボンや包装紙
- フローラルテープ(主に花束やワイヤーの固定に使用しています)
上記が「燃えるごみ」に分別されます。一つずつ詳細をみていきましょう。
お花について。プリザーブドフラワーは、もともと生花を加工したものです。特殊な液体を使用して加工していますが、生花ベースのものなので、「燃えるごみ」になります。アートフラワーについては、コットンやウールなどの天然繊維や一部ナイロン、ポリエステルといった天然繊維が使用されています。素材の内容からみても一般的には「燃えるごみ」ですね。
次に各種ピック(先端部分)についてですが、各ピックの素材を調べてみたところ、主に発砲スチロールや木製ものが多いかったです。発砲スチロールについては大量に捨てる場合は分別が必要な地域もあると思いますが、商品(作品)の一部分ということであれば、「燃えるゴミ」でいいですね。
もし、素材が発砲スチロールの場合は、細かく分別する地域では、「容器包装プラスチック」に入ることもありますので、あなたの地域の分別ルールを確認してみてください。
リボンや包装紙、あとフローラルテープについては、基本的には「燃えるゴミ」として取り扱います。
燃えないゴミ
- ワイヤー(主に茎の部分、他の材料との接着に使用していることが多いです)
- 各種ピック(果実や木の実のものなど種類)のワイヤー(棒)部分
上記が「燃えないごみ」に分別されます。こちらも「燃えるごみ」同様に一つずつ詳細をみていきましょう。
ワイヤー、各種ピック(ワイヤー部分)について。
接着に使用しているもしくはピックで使用しているワイヤーは「不燃ごみ」として分別されます。
作品づくりで余ったワイヤーの扱いについて、私も困っていたので調べていたところ、下着のワイヤー処分方法をみつけました。下着の場合、ワイヤーは布から抜いて分別し「燃えないゴミ」として処分することを推奨していましたので、ワイヤーは「燃えないごみ」で問題なさそうです。
その他
- 花器もしくはケース
- オアシス(お花や材料を挿すスポンジのようなもの)
花器、ケースについては、陶器、プラスチック製、ガラス製など、素材の種類が結構あるので分別が難しいところです。
いくつかの地域の分別ルールを調べてみたところ陶器、プラスチック、ガラスに関しては「燃えないごみ」に分別される地域が多かったので、今回「燃えないごみ」側にいれてます。木製のケースであれば、「燃えるごみ」なりますけどね。
最後に「オアシス」です。今回この分別が一番難しかったです。
まず「オアシス」について調べてみると、「フェノール樹脂」で出来ているということがわかりました。「フェノール樹脂」を調べると、「人工的に合成されたプラスチック」で耐熱性に優れているもののようですね。
「なるほど!プラスチックかぁ」ということでなんとなくスッキリしたのですが、「プラスチック」の分別について「燃える」、「燃えない」の分別が地域によって違いすぎます。これは、各地域の焼却炉の性能の差でしょうか!?
住んでいる地域の「プラスチック」の分別にあわせておけば、大丈夫そうです。
細かい分別を求める地域では「オアシス」の扱いについても、明確にしてくれているところもありましたので、一度地域の分別ルールを確認してみてください。
解体してみると、とても扱いやすい(処分しやすい)
劣化や壊れたプリザーブドフラワーの扱いについて、捨てるのが勿体ない、捨てづらいということで困っていた方も多いのではないでしょうか。そのまま捨ててしまうのは胸が痛むという方、少し手間が掛かってしまいますが、商品(作品)を解体してごみの分別をしてみると、少しは気持ちの面で楽になると思います。
私も、プリザーブドフラワーを扱う人として、処分しにくいという気持ちはあるのですが、リサイクルできないものに関しては処分するのは仕方ありませんので、せめてごみの分別をしっかりすることを心掛けるようにしています。
※なお、ごみの分別については、地域によって異なりますので、お住まいの地域のルールに合わせた分別をするようにしてください。