フラワーアレンジメントに欠かせないフローラルテープ(フローラテープ)ですが、入手先(購入先)が限られていて、いざという時に手元にないといったことも少なくはありません。
「なにかフローラルテープの代わりとして使えるものがないかな?」
といった場面で、代用品として使える可能性が高いのが、「マスキングテープ」です。
マスキングテープで代用する前に確認しておきたいこと
マスキングテープは、100均や文房具屋で手軽に購入できるので、準備もしやすいですが、フローラルテープとは違って粘着力が劣るため、すべてのシチュエーションでフローラルテープの代用品として使えるわけではありません。
マスキングテープで代用する前に、下記に挙げた2つの注意点をチェックし、あらかじめ代用して大丈夫か判断したうえで、使うことをおすすめします。
フローラルテープの代用にマスキングテープ使う際に注意すること
- 5本を超える茎の束をまとめたい場合、粘着強度が弱いため、テープがはがれないか注意が必要
- オアシスとの接着部分で代用する場合、花材の重さ、大きさから使えるか判断する必要
もし、フローラルテープの代わりに、マスキングテープを使う場合、気をつけて欲しいのは上記2点です。
1点目の「5本を超える茎の束をまとめたい場合、粘着強度がもたない」について、フローラルテープは、テープの内側と外側の両方に粘着力があります。
この外側の粘着力を利用して、束をしっかり固定しているので、たくさんの茎を束ねる場合、マスキングテープの粘着力だけでは、うまく固定できない(時間が経つと外れる)可能性が高いです。
たくさんのものを束ねる場合は、やはりフローラルテープを使うことをおすすめします。
続いて、2点目の「オアシスとの接着部分で代用する場合、花材の重さ、大きさから使えるか判断」について、これも1点目同様、フローラルテープの外側の粘着力が必要という理由から、マスキングテープの粘着力では、オアシスにしっかり固定できない可能性が高いため、制作の際に確認しておきたい点です。
ただし、花材が軽いもの(お花の小さいもの)であれば、マスキングテープでも、十分に代用できる可能性が高い為、使う花材の重さ、大きさから判断しましょう。
上記2点以外で使う場合、十分に代用できる可能性が高いので、フローラルテープの代わりが必要な時、マスキングテープを使用してみてください。
おまけ-フローラルテープとフローラテープの違いは?
この質問、よく聞かれるので紹介しておきます。
主に、フローラルテープという単語がよく使われていますが、フローラテープと呼ばれることもあります。
フローラルテープとフローラテープの違いですが、これは単純に商品名が違うという説が濃厚です。
フローラルテープとフローラテープの商品情報を確認したところ、それぞれ製造しているメーカーが異なることがわかりました。
性能的には同じ商品ですが、メーカーが違なり、それぞれが「FLORAL TAPE」と「FLORA TAPE」という名称で販売していることから、両方の名称で呼ばれていることになります。
ちなみに、フローラルテープ、フローラテープ以外に、フラワーテープとも一部では呼ばれているのですが、これは、商品名ではなく、アレンジメントを教える講師や先生が、フラワーアレンジメントで使用するテープということから、生徒にわかりやすく伝える為、フラワーテープと呼んでいる説が濃厚です。
どれも、呼び方が違うだけで、同じ性質の商品です。購入時に迷うことがないようにしてくださいね。